豆腐

アドリア海の海水を豆乳に入れたら、分離して、豆腐ができた。にがりがなくても大豆と時間さえあれば豆腐ができるのはめちゃくちゃ強み。

豆乳が¥360/Lするから大豆を茹でて砕いて煮て自作したときもあったけど、最近できたドイツドラッグストアで¥140/Lで買えるようになったので便利さに負けた。便利さに負けてるわたしが言うのもなんだけど、便利さと引き換えにしてるものものってたくさんあるなって島暮らしをしているとふと思う。最先端都市から見れば、21世紀にもなってなんで、と映るかもしれないけど(農業やりたいなあって言ったら、手軽にどこででも買えるのに時代錯誤みたいなことを言われたときがあって、そういうことじゃないんだよなあと)。原体験というか過程に落ちてるボーナスポイントをやすやすと飛び越えてスタートからゴールに行っちゃうみたいな。だから次は大豆から豆腐。

海水と豆乳を70℃まで温めなきゃいけなくて、温度計もないからおばあちゃんに訊くと目視と音で今だよって教えてくれた。乳に何かを入れて分離させる方法も、70℃も、チーズと同じらしく、おばあちゃんは慣れた手つきで分離しはじめたものを木ベラでそっと寄せてた。ネットで調べた情報では分離したら容器に移すようだったけど、おばあちゃんチーズ流ではそこから蓋をして2時間くらいかけてゆっくり冷ましていくらしい。ネットより生きた知恵。

そんなこんなでできた豆腐。木綿のねっとりした舌触りがいつまでも残るかんじ、大豆ごと食べてるみたいな濃厚さ、ほどよい海水の塩分、ほんのり甘み。おいしい。

 

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