キャベツ、でも紫キャベツならいらない

紫キャベツの破壊力は凄まじい。今まで培ってきた食の概念をぶち壊す。この青紫色は食欲を全く沸かせない色で、連想させられるのは毒を盛られたごはん、魔女の栄養剤、ミラクル試験管、どれも積極的に食べたくはない。


一度試しに紫キャベツを買ってみたことがあったけど、色の破壊力を思い知ってからは二度と手にしていない。


だから彼におつかいを頼んだときも紫キャベツはいらないと念を押した。キャベツがなかったら代わりに紫キャベツを買うという選択肢は予め消しておく必要がある。用意周到、準備万端、石橋予め叩いて崩す。


そして彼がおつかいから帰ってきてビニール袋に入ってたのが紫キャベツだった。緑いずこ。味一緒だから色関係ないなどとのたまう。色を重要視しない食人生。


ということで色って意外と大事ではと暗に知らせるべく紫キャベツでダッカルビをつくった。唐辛子の赤すら消す恐るべし青紫。人参も玉ねぎもチーズも毒色に染め上げる。めちゃくちゃまずそうなのに口に入れると馴染みのある甘辛だから脳が混乱する。まずそう、でもおいしい。


(紫色の夜ごはん、)どう?とニヤニヤしながら訊いたら「ちょっと辛いね」ってなんでだよ。

 

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これはイースターのときに青色着色料で染めたたまご。